
骨董品の買取の鑑定は無料でできる?料金を知ろう
骨董品買取を利用するときに料金は気になるポイントですね。
基本的に多くの業者では、無料で骨董品を査定してくれるところが多いです。
しかし、料金が発生する業者もあることから、利用前に確認しておくことが大切です。
査定は料金が発生しない業者が多い
最初に基本として覚えておきたいのが、「鑑定」と「査定」のニュアンスの違いです。どちらも価値を判断する作業のことを言いますが、業界や目的によって言葉の使い方が少し違います。
買取業界では、お客さんが持ってきた商品の価値を判断する作業を査定と呼ぶことが多いです。これは骨董品買取も同じです。身近な買取を例にすると、CDや本の買取で鑑定という言葉を聞くことは殆どありませんね。
また、料金については無料査定を実施している業者が多いため、骨董品買取についても料金を支払うことなく買取価格を教えてもらうことができます。鑑定という言葉は、買取サービスではなく単に価値を判断するだけのサービスで使われることが多いです。
買取しないのに価値だけを判断してもらうことに意味があるのか疑問に感じるかもしれませんが、骨董品や宝石のような価値ある品はプロの鑑定士に見てもらうことでお墨付きを得られます。書類としてどのくらいの価値があるのかを示すことができるため、これがあると買取で有利になるケースがあるわけです。
こうしたサービスでは、料金が発生するケースが殆どです。どのくらいの料金なのかは業者によりますが、1品1万円というように商品数で価格を決めている業者もあります。
出張買取や店舗買取など買取方法は関係ない
骨董品買取は「店舗買取」・「出張買取」・「宅配買取」と、3つの買取方法があります。査定料金は、こうした買取方法によって違いはありません。
店舗買取でも出張買取でも、査定料金は同じになっている業者が多いです。業者によっては出張買取だけ費用がかかることがありますが、その料金の内訳は「査定料金」ではなく「出張料金」としているところが殆どです。
また、宅配買取は梱包費や宅配料金が発生することがありますが、宅配買取だからといって査定料金を取っている業者は稀です。業者を選ぶ際に「買取方法」と「査定料金」をセットで確認しておけば、失敗することもありません。
無料査定を実施している業者がおすすめ
骨董品買取は無料査定を実施しているところが多いですが、中には鑑定を1つのサービスとしているところもあります。その場合、他の業者とは違って査定料金が発生することもあるため、どのような業者を利用するにしても確認することが何よりも大切です。
もし、料金が発生する業者を利用するなら、そのメリットは何なのか気になりますね。業界として買取査定は無料なところが多いのですから、料金が発生する業者を利用するメリットは特にありません。
料金が発生するということは、優れた人物に査定してもらうことから買取価格が上がるという考え方もできなくはありません。しかし、仮に高額な価格を提示してもらっても、買取をキャンセルすると料金が発生するのはお客さん側が少々不利ですよね。
骨董品買取は高価な品を売買するため、難しいサービスに感じる方が多いでしょう。しかし、CDや本を買取するのと同じで、サービスシステムはとてもシンプルです。
買取業者は商品を見て「この値段なら買取できる」という価格を品定めして、お客さんは「その値段なら売りたい」という判断をします。双方の希望がマッチする価格であれば契約成立です。
骨董品買取は少しでも高く買取してくれる業者を見つける作業が重要で、そのためには複数の業者で査定を受ける必要があります。同じ骨董品でも業者によって買取価格の判断が異なりますし、経営という意味では予算も違います。
このように考えると、有料査定の業者を1つでも利用してしまうと、査定比較の意味がなくなってしまうケースもあります。例えば、複数の業者で査定比較をして平均よりも1万円高い業者を見つけたとします。
その後、有料査定の業者で鑑定を受けることになり、その料金が1万円だったとすると今までの労力は水の泡となりますよね。それなら、無料査定の業者だけに絞って買取価格を比較するほうが、結局は高額で骨董品を売りやすくなります。
もし、有料査定を利用するなら、最初に無料査定で売りたい骨董品の買取相場を把握しておきましょう。これを先にやっておくと、査定料金を支払ってもお得な買取業者かどうかを判断できるようになります。
最終的には買取価格が決め手となりますが、かなり高価な骨董品でない限りは誰が査定をしても相場から大きく外れるような価格になることは滅多にありません。これは念頭に置いておきたい知識です。
骨董品買取は無料査定を行っている業者が多いため、どのような業者を利用すべきか迷ったときは査定料金に注目しながら選んでみましょう。また、骨董品に鑑定書を発行してもらうことができると、今後の買取で有利になるケースがあります。
先祖代々からある家宝の価値を調べたいときなどは、買取査定ではなくプロの鑑定士に見てもらうほうが良いです。その際にはどのくらいの料金がかかるのかを事前に聞いておき、金銭トラブルを回避するように努めたいですね。