骨董品を高く売るコツとは?高値買取業者の比較ランキング

誰でもわかる?骨董品の見分け方とは

誰でもわかる?骨董品の見分け方とは

 

真贋の見極めをするのは鑑定士の仕事として行われていますが、素人でも本物か偽物かを判断することはできるのでしょうか。
真贋の見分け方のポイントをある程度知っていると買うときにも売るときにも役に立つでしょう。

 

鑑定するのはプロであっても難しい

真贋の見極めが簡単か難しいかという点についてはプロでも難しい場合が多いのは確かです。
明らかに出来栄えが本来の作者のものとは異なっているという場合もあって、一目瞭然で偽物だとわかることもあります。
しかし、有名な作品ほど模造品を作って高く売ろうとする人が現れたり、真似ることで腕を磨こうとする職人がいたり、レプリカを作って美術館や博物館などに展示できるようにしようと考える業者が登場したりしやすいでしょう。
そのため、かなり精巧に作られていて、注意深く見てみてもなかなか本物と区別できないような偽物も流通しているのが実情です。
偽物だと明らかにわかるポイントを確認することはできても、本当にこの作者のものだと鑑定をするレベルで見極めるのはプロであっても難しい場合が多いのです。
美術品などの場合には作者ごとに権威のある鑑定士が定められている場合が多く、その人の鑑定結果と常に同じ結果を出せる人はなかなかいないでしょう。
また、刀剣などのように鑑定機関が鑑定書を発行しているケースもありますが、その鑑定結果が買取業者による判断と異なっていたというケースもよく知られているのです。
そのため、普段から本物も偽物も見慣れていたとしても簡単にはどちらかを判断できないものだという認識を持つことが大切です。
ただし、ポイントを押さえておけばプロに近いレベルで偽物だという要素を見つけ出せる可能性はあります。
素人としてはまずは明らかな偽物を高額で購入してしまったり、偽物なのに本物だと言い張って買取業者に持ち込んで恥をかいてしまったりしないようになることを目指しましょう。

 

少なくとも確認すべき三つのポイントとは

まず、本物か偽物かの見分け方としてどんなものにも共通する三つのポイントを押さえておきましょう。
★一つ目のポイントは刻印の確認です。
有名な作者によるものであればオリジナルの刻印やサインなどが施されています。
そして、付属品にも同じ刻印やサインがあり、説明書きが付いているならそこにも同じ作者だと示す手がかりがあるでしょう。
これを参照して他の作品に付けられている刻印やサインと同じかどうかを確認するのがポイントです。
よく見てみると文字の癖に少し違いがあったり、他の作品とは少し違う大きさになっていたりする場合があり、偽物だと見抜ける場合があります。
また、無刻印のものは作者を特定するのは難しく、たとえ有名な作者のものであっても判断するのは困難でしょう。
★二つ目のポイントは年代です。
作者が誰かがわかったらいつ頃作られたものなのかは明らかでしょう。
付属品や箱などに作られた日付が記載されていることもあります。
この年代から判断して適切な古さが見られるかどうかを確認するのがポイントです。
色あせの起こり具合や色ムラの発生の程度、光沢の失われ方などを見てみると新しすぎるという印象を受ける場合があります。
同年代の本物の作品や、それよりも少し新しい作品の様子と比較対照してみると、後世になってから作られたものかどうかを推察することが可能です。
特に古いものの場合には全体的に均質なことはあまりなく、保存の過程で少しムラが生じてきていることが多いので注意しましょう。
ムラがない方が美しく見えるので比較的新しいものの場合には自然な均一性が保たれていることがよくあります。
★三つ目のポイントは使われている素材の適切さです。
後世になってから模造された偽物の場合には当時とは異なる素材を使っていることがよくあります。
象牙や翡翠、動植物由来の素材などは当時と同じ品質のものを手に入れるのは難しく、動植物由来の場合には経年劣化の様子を同じように表現することはまず不可能です。
絵画や掛け軸などの場合に使用している色素の違いでわかる場合も多く、極めて新しいものの場合には現代的なインクを使っていて臭いだけでわかってしまうこともあります。
ルーペで拡大してみるとプリントしたものだと判断できるケースもあるでしょう。

 

本当に真贋を問いたいなら鑑定へ

偽物だと簡単に見抜ける部分が見つからなくてもやはり精巧に作られた偽物である可能性は否定できません。
本当に真贋を問いたいなら鑑定士に依頼して鑑定書を作成してもらうのが最も良い方法です。
購入するときには鑑定書の有無を確認すれば良いでしょう。
骨董品の種類によって依頼すべき鑑定士や鑑定機関にも違いがあるので、よく調べた上で依頼するのが大切です。

〇まとめ
骨董品が本物かどうかを見抜くのはプロであっても難しいのが事実です。
偽物の場合には刻印や年代、素材を参考にすると見抜けることがありますが、怪しい部分がなかったとしても精巧に作られた偽物の可能性はあります。
最終的には鑑定士に依頼して鑑定書を発行してもらうのが確実な方法です。