骨董品を高く売るコツとは?高値買取業者の比較ランキング

汚れた骨董品のお手入れ方法

汚れた骨董品のお手入れ方法

 

骨董品を売ろうと考えたときに汚れが目立つと査定価格が下がってしまうのではないかと考える人も多いでしょう。
大切に保管していくためにはお手入れが必要だという認識を持っている人もいるはずです。
どのようなお手入れ方法が適しているのか、基本的なことを学んでおくと役に立ちます。

 

お手入れをするときの基本事項とは

骨董品のお手入れをするときには壊れ物を扱うという意識を持つことがまず大切です。
とてもデリケートなものなので、些細なミスをするだけでお手入れが原因で変質したり、傷ついたりしてしまうこともあります。
基本的には劣化してしまうようなことは一切せずに、目立つ汚れだけを丁寧に取り除くというスタンスで行うと大きな失敗がありません。
①まず、お手入れをするときには手袋とマスクをするのが安全策です。
手には脂や垢、水分などがたくさん付着していて、直接触れてしまうと指の跡が残ることすらあります。
触った直後はわからなくても、少し経って次にお手入れをしようとしたときに跡が見えて驚いてしまうというケースは少なくありません。
特に脂は細菌やカビの栄養になってしまうため、カビが広がったり変質を起こしたりしてしまう原因になりやすいので注意しましょう。
マスクをするのは口から出る水分が問題を起こさないようにするためです。
呼吸をしている程度では問題がなくても、咳やくしゃみをしたときやお手入れをしながらおしゃべりをしているときにつばが飛んでしまう場合があります。
つばは水分だけでなく酵素や脂質、細菌なども多く含んでいて、速やかに拭き取ったとしても後々に残るシミができたり、穴が空いてしまったりするなどのトラブルが生じる原因になるので注意が必要です。
②お手入れには乾いた布を用いて目立つ汚れを落とす程度にするのが肝心です。
布の表面も繊細なものを用いるのが良く、雑巾のように荒い布を使うと微細な傷ができてしまう可能性があります。
③また、晴れた日にお手入れをするのも重要です。
湿度が高いときに箱に入っているものを外に出すと、水分を吸わせることになって劣化を起こす原因になりかねません。
カビも発生しやすくなるので湿度の低い日に行った方が良いのです。
ただし、晴れた日でも直射日光が当たるような場所でお手入れをしてはなりません
日光に含まれている紫外線は短時間でも劣化を促してしまいやすいからです。
日があまり入らない部屋で作業をするように心がけた方が無難でしょう。

 

お手入れの頻度にも注意した方が良い

貴重なものだからこそ毎日お手入れをした方が良いのではないかと考える人もいますが、頻度が多すぎるのも少なすぎるのも問題になり得ます。
お手入れは常に傷をつけるなどのリスクと表裏一体なのでできるだけ低い頻度にした方が無難です。
しかし、あまりお手入れをしないでいると汚れが溜まってしまってお手入れに苦労するようになってしまうでしょう。
定期的に状態を確認する習慣を付けておかないと、万が一カビが発生してしまっていたような場合に被害を最小限に留めることもできなくなってしまいます。
箱に入れて倉庫に保管しているというような場合にはいつの間にか箱の中に湿気が溜まってしまっている場合もあるので、定期的に出して陰干しにした方が品質の低下を防げるでしょう。
品物の種類によって適切なお手入れの頻度にも違いはありますが、目安として1ヶ月から3ヶ月に1回と考えておくのが無難です。
まずは1ヶ月に1回から始めてみて、見た目でお手入れをする必要がなさそうなら少しずつ頻度を減らしていくと良いでしょう。

 

汚れているものを売りたいときに知っておくべきこと

売りたいと考えたときに汚れているのが気になり、お手入れをしようと考える人もいます。
この場合に知っておくべきなのが、実は買取価格に汚れはあまり影響しないということです。
買取業者は買い取ったものをきれいに清掃してから販売します。
買取価格と販売価格の差が業者の利益になるので、販売価格がどの程度になるかを考えて買取価格を設定しているのが一般的です。
汚れを取り除いたとしたらいくらで売れるかという視点から買取価格を算出してくれるので、お手入れをしなくてもあまり金額が変動しないのです。
確かに業者がお手入れをするのに費用が多少かかるので、綺麗にしてから買取業者に持って行った方が高く売れる可能性は高いでしょう。
しかし、お手入れのやり方が誤っていて品質を低下させてしまうようなことがあると、大幅に買取価格が低下してしまいます。
お手入れに慣れているのであれば綺麗にしてから買い取ってもらった方が良いですが、初めてお手入れをするという場合にはあえて綺麗にせずに買取業者に相談してみるのが賢い方法です。

〇まとめ
骨董品の品質を維持するためには定期的にお手入れをするのが大切です。
手で直接触れないようにし、つばも飛ばないようにして壊れ物を扱うようにして目立つ汚れを落とす程度のお手入れをしましょう。
売るのが目的の場合にはお手入れで品質を低下させてしまわないためにも、まずは汚れたまま買取業者に相談するのが大切です。