
骨董品として茶器を買取に出す際のポイント
皆さんのご自宅の押し入れや物置の中に眠ったままの骨董品はありませんか。
そのまま放置するのは勿体ないです。
特にこれから新しい年を気持ちよく迎える為に、どの家庭も大掃除をするかと思いますが、意外とこの大掃除の時に見つかるというパターンが多いです。
骨董品と言っても様々なものがあります。
木彫りの人形や掛け軸に絵画など、一口に骨董品と言っても色んな種類があり、それぞれ作られた年代も異なります。
この骨董品ですが、詳しい人や好きな人なら色々とわかるのですが骨董品に詳しくない人にとっては、この作品の作者が誰でどんな価値があるのかなんて調べないと分からないかと思います。
骨董品の整理を思い立つタイミングとして多いのは、遺品整理や引越しなどがあります。
亡くなった方の遺品の場合、片付けに苦労して買取をお願いするというケースは年々増加しています。
今回は骨董品の中でも茶器にポイントを絞り、買取に出す際のポイントを見てみましょう。
茶器とは何か
茶器とはお茶の席で使用する道具のことを言います。
点茶に必要な道具のことを全て茶器といいますが、定義としては薄茶を入れる為の器の事をいいます。
茶道をする上で必要な道具と言えば、水差や茶入、茶わんや柄杓に盆、棗や薄茶器などたくさんの道具を必要とします。
お茶は昔から日本にある伝統的なもので、お客様の目の前で抹茶を立てて、和菓子と共に楽しむという習慣がありました。
昔はどの家庭にも必ず茶器というものは存在し、嫁入りの際にも持たせる過程もあるほど、日本人にとってなじみの深いものでした。
ところが今は殆どの過程でこの茶器は保管しておらず、家庭に合ったとしても使うタイミングも殆どないため、押し入れや棚に仕舞ったままだという家庭も居るのではないでしょうか。
中には大きな水差や火鉢が残っており、保管をしていたとしてもスペースをとって邪魔に思う人も居ますよね。
そんな時こそ、買取に出されてはいかがでしょうか?買取専門店の中には、骨董品に詳しいスタッフがいるお店もあります。
〇状態
骨董品をだすポイントとして1番大事なのは状態です。
時に茶筅は1つの竹を割いてあのような美しい形を作っています。
保管状態が悪いとこの糸のように細い竹が割れてしまったり形がいびつになっていると商品価値は下がってしまいます。
棗も傷があったりすると折角の美しい絵柄も台無しです。
まず買取に出すにはこの状態を必ず確認しましょう。
〇箱
次に肝心なのは箱です。
この箱は骨董品を査定に出すうえで重要なポイントになります。
箱には作者の名前が書いてあり、骨董品の価値を調べるうえで必要です。
また箱が有るか無いか、状態がいいか悪いかによって骨董品の価値に影響するほどです。
ただの箱でしょと雑に扱っている人は居ませんか。
雑に扱ってしまうと査定に出すうえで取り返しがつかないほど価値が下がってしまう事があるので気を付けましょう。
この箱の材質は木材です、木材の性質としては水を吸いやすく膨張し、冬場は乾燥してしまいます。
これを繰り返すと木材は割れたり曲がったりしてしまいます。
箱が存在していても、割れたり形がいびつだと価値は下がります。
基本的に直射日光が当たらず風通しのいい場所、湿気の多くない場所にきちんと管理をするようにしましょう。
〇すべての道具がそろっているか確認
3つ目はまとめて茶器を買取に出す際、すべての道具が揃っているか確認しましょう。
この茶器を買う人の中には今すぐお茶を楽しみたいという人も居ます。
そんな人には茶器が一式揃っていた方がありがたいですよね。
1つでもかけているとお茶は楽しめなくなってしまいます。
そんな人の為にも、道具はまとめて買取に出したほうが良いでしょう。
元々自宅を捜したらこれしかなかったという人も、買取査定に出すことが出来るので安心してください。
茶器の中には割れやすいものも含んでいるため、買取に出す際は新聞紙できちんとくるんで割れないようにしましょう。
少しでも高値で売る為に
買取に出す側としては、少しでも高く売りたいというのが本音ですよね。
中には思わぬ高額になったというケースもあります。
それは作者が有名ない方だったというのもありますが、どんなに有名な作者の作品であっても、保管状態も悪くて箱も傷だらけの状態では価値は大きく下がってしまいます。
そんな事を防ぐ為にも、保管場所はきちんと気を使わなければいけません。
中には折れやすいものは変形しやすいもの、割れやすいものもたくさんあります。
茶筅においては竹で出来ているため、湿気が多い場所はカビの原因にもなります。
自宅に眠っている茶器が価値があるものにするのもしないのも保管しているあなた次第です。
今は使われなくなった茶器も思わぬお宝になる事もあります。
自宅に眠っている茶器がありましたら、状態を1度確認し、保管場所が悪いなと思ったら、ベストな保管場所を考えてみてください。